私にはもうすぐ80歳になる両親がいます。自分が年を取ると、当たり前ですが親も年を取っていき、季節の変わり目などは体調を崩しがちで明らかに弱っていっているのが分かり、心が痛みます。皆さんはフレイルという言葉を聞いたことがありますか?
フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のこと(公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」より)だそうです。高齢者のフレイルは、日常生活の質を落とすだけではなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。このようなことにならないために、私たちはどんなことができるのか考えてみました。
昔はマメに手料理を作っていた母も、最近は手軽なレトルト食品を使うように・・・。気になったので、私は自分の家族への夕飯を作る時は、多めに料理を作って届けたり、私が実家に行ったりして、一緒に食べる機会を増やすようにしました。
豆知識!
LPSを多く含む食品をなるべく摂取できるようなメニューを組むといいですね☆
時間がある休みの日には、両親を散歩に誘いウォーキングに行くようにもしています。父も母も家に居るばかりでは、筋力も衰えてしまいます。外に出ることで社会とのつながりを持つ機会も増え、適度に運動もできるので、一石二鳥でいいことづくし!
近くに両親が住んでいない友人は、スマホやパソコンを使ってテレビ電話を欠かさないそうです。一緒に運動できなくても、テレビを見ながら椅子に座ってできるストレッチ体操などをするよう勧めたり、本を贈ったり。
豆知識!
適度に運動することにより、マクロファージが活性化、さらには骨粗鬆症予防効果もあるということが報告されています。(マクロファージとは?「ひげ博士のおはなし第1回」を のぞいてみて下さい)
先に触れたフレイルも、早く気づいて対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があるそうです。家族みんなが健康で、笑顔でいるために、自分ができることから始めてみましょう。